四角くてかわいい車が好きだ。
一時、世の中の車がまるっこい愛らしいデザインだったり、流線型の近未来的デザインばかりになった時はどうしようかと思ったが、最近また時代が四角に戻って来たんじゃないかと感じている。
最近試乗とかしてないな~と思いながら車のサイトをなんとなくネットサーフィンしていたら、「これカワイイんじゃない!?」と思ったのが今回のお題のPEUGEOT社のリフターだ。
公式サイトによると、リフターはどうやら普通のリフター(5人乗り)と、リフターロング(7人乗り)の2種類があるようだ。
PEUGEOT公式サイト⇨ https://www.peugeot.co.jp/range/peugeot-rifter.html
リフターの全長4405cmに対し、リフターロングは355cmプラスされた全長4760cm!
これはなかなかに大きいかもしらん・・・。
いや、実物見てみんことにはわからんな!と思い立ち、早速実車を見に行って参りました!!
RIFTRELONGの外観はこうだ!
長さと言うよりも、四角いデザインのせいか特に高さを感じ、大きいな!というのが身長153cmの私から見た第一感だ。
店長さん曰く、サイズはアルファードやベルファイアと同じくらいとのことでしたが、外から見た感覚ではそれらより若干大きく感じた。
なるほどなるほど、この車で某警察署の狭い駐車場とか、某市役所の狭い駐車場に停めるのはなかなか苦労しそうだぞ・・・と呟いていたら店長さんもそれは間違いないですねーと。
ただ、やはり広さと快適性は比例するので、例えば大阪市内から宇和島まで車で遊びに行こうと思ったときに、前回は休憩3回必要だったものが、リフターロングなら2回で行けるんじゃないでしょうか?と問われて、なるほど、確かにそれはその通りかもしれないと思った。
ざっくり言えば、狭い道路や駐車場などをちまちま巡る街乗りにはあまり適さないが、長距離ドライブやキャンプ等に行く際にかなり楽しめそうな車であることがわかった。
私が感じた、個人の見解100%のリフターロングの良いところと悪いところを詳しく解説してみよう!
リフターロングの魅力!
見た目がカッコいいのは当然の魅力として、良いなぁ!面白いなぁ!私だったらこういう風に使いたいなぁ!みたいな妄想を膨らませてくれた魅力ポイントに絞ってお伝えしてみます。
自由自在な室内環境
リフターロングの3列目の椅子、なんと取り外しが可能なんです。
7人乗る必要のない時は椅子を外しておけば、相当の荷物の積み込みもできるし、マットレスを持ち込んで2列目シートをフラットにすれば充分車中泊も快適にできる広さ!
「これ、50ccやったら全然積車としても使えるんじゃ・・・」
と呟いたら、商売上手な店長が、「実はリフターには荷物をたくさん積み込んで使用したい人のための棒を挿す穴が空いておりまして・・・」とポソリ。
これ、すごくないですか。
2列目と3列目の扉付近に小人さんが通るかのような謎の扉がついていると思ったら、これが棒を挿す場所となっていて、ここに棒を挿してシートを畳み、紐を通してしっかりとバイク(や荷物)を固定すれば安心安全に大きな荷物も運ぶことができる。
NSR50を積み込んでサーキットに行くのも余裕!
実用的な事で言えば、家具なんかも運べちゃうので引っ越しの時にも役立ちそうですし、ホームセンターでの大きな買い物にも持って来いですね!
リアオープニングガラスハッチ
これだけ聞くとなんのこっちゃかですが、要するに、テールゲート(後ろの扉)を開けなくても、ガラスのところだけパカっと水平に開くシステム!
狭いところでも後部に置いた荷物を簡単に取り出せるし、雨が降ってきた時にも雨除けしながら車内に雨を入れることなく荷物を運ぶことができるという売りです。
個人的には、釣りに行った時に飽きてきた子供たちをフラットにした後ろに放り込んでおいてこのガラスハッチを開けておけば、いつでも釣りをするお母さんの勇姿を眺めながら安心して日陰でゴロゴロさせてあげられるなぁというのがポイントでした。
魚がかからず暇な時は車内でゲームして、「引いてるよー!」って外から声をかけたら車から降りてきておいしいとこだけ倅たちがやるっていう子供を釣りをする時あるある・・・(もしかしてこんなぬるいのは我が家だけなのか!?)
抜群の収納力
室内が自在で大きな荷物も積み込めるぜ!というのも良いのですが、遊びに行くときだけ車に乗るのではなく、私のように生活の中に車がガッチリ溶け込んでいる場合、ちょっとした収納が沢山ある方が実際は大いに助かる。
花粉症&アレルギー持ちの私と子供はティッシュもポケットティッシュじゃ足りないからボックスティッシュで車内に常備必須だし、なぜかベタベタしている子供の手や顔を拭くのにウェットティッシュもボックスで必須だし、ゴミがたくさん出るからビニール袋も袋ごと置いておきたいし、目が弱いから運転時はサングラスもいるし、ボトルガムも置いておきたいし、あれやこれやなんやかんや・・・
と、細々した車内必需品がたくさんあって、それらがちゃんと収納されてないと気分が落ちてしまうのですが、これ、全部いれてもまた余裕な感じの収納スペースがありました。
前列、運転席と助手席の上、に広く長い収納スペース!
滑り止めシートを置いて、その上にティッシュやウェッティや袋やサングラスやなんやかんや全部置ける!!
運転席と助手席の間も謎に深い収納スペースが・・・
手前は良いんですが奥はかなり深く、雑誌とか丸めて突っ込む?それともペットボトルを入れる・・・?
結構な深さなので何を入れたらベストなのかは使う人次第というか、腕の見せどころ感がありそうでしたw
この場所に入れるのがベストかはさておけば、消臭スプレーとか除菌スプレーとか入れるのも良さそうです!
リフターの残念ポイント
どんな物にも必ず良い面もあれば悪い面もあるもの。
リフターはとてもいい車ですが、あえて残念ポイントを挙げるならここかなという部分もしっかりお伝えしようと思います。
ドリンクホルダーのサイズが合わない
結局のところPEUGEOTって外車なので、いろんな規格が海外規格なんですよね。
これが顕著に出てるのがドリンクホルダー。
試してないけどたぶん缶コーヒーのスリム缶しか入らんのでは・・・?
しかも浅いのでロング缶だとたぶん倒れちゃうwww
当然ペットボトルもさせそうにない。
店長さん曰く、外付けパーツで日本規格の飲み物がつけられるホルダーが色んなところから販売されているのでそういうのを利用すれば解消可能とのこと。
検索してみたら確かにありました。
外付けパーツとわからない自然な感じでドリンクホルダーが適正なサイズになるようです。
https://item.rakuten.co.jp/autoprost/brrf-dh/
後部座席のテーブルにドリンクが挿せない
同じくドリンクホルダー使えへんやん問題で、2列目の人が使えるテーブル(新幹線のテーブルみたいなやつ)があるのですが、こちら運転席や助手席以上に全くドリンクが挿せません。
ほっそいよ!穴が細すぎてドリンクがなんもさせんよ!
折りたたみテーブルだから当然穴の下にストッパー的なものもないので、まっすぐの形状のドリンクは挿せたとしてもそのまま下に落ちてしまう。
スリム紙コップオンリーのドリンクホルダーなのだ。
(なかなかドライブ中にスリム紙コップを車内に持ち込む人おらんやろ・・・)
(サービスエリアの紙コップのコーヒーが旨いねんなぁはあるあるやけど、サービスエリアで飲み干してからゴミ捨てて出発せぇへん?私だけ??)
というわけで、こちらは穴の空いたテーブルとしてしか使用できないので、滑り止めシートをひいて、タブレットとかニンテンドースイッチとか置いて遊べるかも?ぐらいしか使い道が思い浮かびませんでした。
さいごに
リフターはもともと商用利用のための車ということで、かなり自由度高く”自分らしい乗り方”を追求できる仕様になっているようです。
それがそのまま商用利用に限らず、どれだけこの車で自分らしく遊べるか?という乗り方ができる車になっているところがリフターの一番の魅力ではないでしょうか。
魅力の項目で書き忘れていましたが、こんな大きな車(しかも外車)なのにリッター15.6は走れるとのことでした!
残念ポイントも含めてどのように自分だけの快適空間を作り上げるのかを楽しめる人にはもってこいの素敵な車だと思いました!
(ちなみに、私が仕事で街乗りするには行く場所の駐車場が狭すぎるところばかりなので、セカンドカーにはいいけどファーストマイカーには出来ないなというのが結論でした・・・!)