注目キーワード

今さら聞けない車検証の見方を解説!~車の情報編~

車検証が大事なものということはなんとなく知ってるけど、車に載せておかないといけないらしいし、最近では納車の時に車の説明書と共にファイルに仕舞った状態で渡されるので、中身を見ることも無くそのまま車に置きっぱなしという人の方が多いのではないでしょうか?

今回の記事ではその車検証について、どんなことが書いてあって、どう見れば良いのか?という今さら人に聞きにくい超初歩的なことを解説する記事の前編です。

この前編では車検証の上半分に記載されている、車の情報についての項目を全て解説いたします。

所有者や使用者に関する情報が記載している項目について詳しく知りたい方はこちらの後編記事をご参照ください⇒ 『 所有者・使用者の情報編 』

普通自動車と軽自動車では車検証が違う!?

車検証って書いてる内容が車によって違うだけでフォーマットは全部同じであろうとなんとなく認識していませんか?
私も行政書士になるまでは車検証をまじまじと見ることなんてなかったのでなんとなくそういう風に思っていました。

でも実は全く同じではありません。

婚姻届と離婚届みたいに、そもそも用紙の色が全然違うというような大幅な違いはないのでわかりづらいのですが、若干の違いがあります。

↓↓↓軽自動車の車検証↓↓↓

↓↓↓普通自動車の車検証(Aタイプ)↓↓↓

↓↓↓普通自動車の車検証(Bタイプ)↓↓↓

いかがでしょうか?どこに違いがあるかおわかりになったでしょうか?

そして、普通自動車の車検証にはAタイプとBタイプが存在します。

また、画像を見て気が付いた方もいるかもしれませんが、一般的に車検証と言われているものの、正式名称は自動車検査証となります。

ほとんどの人が一般の方に説明を差し上げる際にはわかりやすく車検証という言葉を用いて話をしますが、自動車業界関係者や行政書士間で話すときは車検証とは言わずに検査証と言う人も結構いらっしゃったりします。

項目解説

それでは画像の左上側から順番に、項目ごとの説明をしていきたいと思います!

自動車登録番号又は車両番号

記載内容を見てピンときたと思いますが、ここにはナンバープレートに表示されている内容が書いてあります。

登録年月日/交付年月日

この欄には車検証が交付された年月日が記載されています。

新規で登録した場合は「登録年月日」が書かれ、車の情報を更新した場合は「交付年月日」が書かれることになります。

移転登録や変更登録をしたら毎回必ず書き換わるというものではありません。

ちなみにこの日付は、ナンバープレートがつけられた日と同一の日付になります。

初度登録年月

この車が最初に登録された年月です。

登録年月日/交付年月日は日付が書き換わるケースもありますが、こちらの初度登録年月については、車が最初に登録された月なので書き換わることはありません。

自動車の種別

総重量やエンジンの排気量、乗車定員などによって軽自動車・小型・普通・大型特殊の4つの区分に種別がわけられていて、この車がどこに分類されているかが書いてあります。

この種別によって自動車税(種別割)の納税額が変わるので、大切な項目の1つです。

種別区分表

自動車の種別自動車の大きさや排気量等
軽自動車長さ3.4m・幅1.48m・高さ2m以下・総排気量0.66L
小型乗用車長さ4.7m・全幅1.7m・全高2m以下・総排気量2000cc以内
普通乗用車小型自動車、軽自動車、大型・小型特殊自動車以外 (小型乗用車の基準を1つでも上回る乗用車等)
大型特殊自動車ショベルローダ、フォークリフト、農耕用作業自動車、ポールトレーラ等の特殊自動車

用途

 一般的には、乗用・貨物・乗合・特種の4つの区分にわけられていて、この車がどこに分類されているかが書いてあります。

ちなみになぜか種別が大型特殊のものは“大特”ではなく、“-”と記載されます。

区分の基準はごくごく簡単に説明すると以下の表のとおりです。

区分区分に関する基準の解釈
乗用乗車定員10人以下の自動車で、貨物自動車等及び特種用途自動車等以外のもの
乗合乗車定員11人以上の自動車で、貨物自動車等及び特種用途自動車等以外のもの
貨物特種用途自動車等以外の自動車
特殊主たる使用目的が特種である自動車

自家用・事業用の別

読んでそのままのとおり、自家用車か事業用車なのかの区別が記載されています。

一般的に普通車の場合は自家用は白ナンバーで、事業用なら緑ナンバーとなるので特殊なプレートでない限りはパッと見で判断が可能です。

軽自動車の場合は一般的には、自家用車は黄色のプレートに黒字で、事業用は黒いプレートに黄色い文字というカラーリングになっています。

オリンピックナンバーのような特殊プレートだとこれには当てはまらないので、軽自動車なのに白いナンバープレートがついていることもありますのでご注意ください。

車体の形状

箱形・ステーションワゴン・バン・オートバイ等、各メーカーが国土交通省に申請して定めた車の形の呼び方と、車体の形状コードを示す数字が記載されています。

基準がメーカーによって異なるので、同クラスのコンパクトカーであっても箱型と書いてあったりステーションワゴンと書いてあったりしますw

また、特殊車・特種車の場合はその用途(キャンピング車高所作業車霊柩車ダンプコンクリートミキサー車・冷蔵冷凍車等)が記載されます。

車名

メーカー名(ブランド名)とメーカーごとの車名コードが記載されています。

車名と聞くとカローラやフィットのような車種名を連想しがちですがそうではなく、トヨタやホンダなどの販売メーカー名で記載されています。

例外として以前はレクサス車はトヨタと書かれていたのに、最近では車名の欄にレレクサスと書かれていたりもします。

乗車定員

これは読んでそのままの意味ですが、この車に乗れる人数の定員数が記載してあります。

当然ですが、車の種類によって定員数は変わります。

最大積載量

トラック等の貨物自動車に対して、運搬可能な貨物重量の上限値が記載されています。

この最大積載量は、道路を損傷することなく安全に通行できるようにするために設けられた制限で、貨物自動車の大きさや形状等によって変わってきます。

貨物自動車の最大積載量の計算式⇒
車両総重量-(車両重量+乗車定員数×55kg) = 最大積載量

また、自家用乗用車には最大積載量という概念はないので最大積載量の記載はありません。

しかし、書いてないからといって何キロでも積んで良いよというわけではありません。

自家用乗用車の最大積載量はおおよそ、乗車定員数×65kgになるといわれています。

車両重量

人や荷物が載っていない空車状態での車体本体の重量に加えて、ガソリンを満タン、規定量のエンジンオイル、規定量の冷却水、バッテリーなどを含めた重量数値が記載されています。

ざっくりと言うと、人が乗りさえすればすぐに運転できる状態になっている車の重さが車両重量です。

用途の項目で“乗用”の記載がある場合は、この数値で重量税が計算されます。

ちなみに軽自動車の場合は重量税は一律の金額です。

車両総重量

車両総重量は乗用車の場合、上記の車両重量に加えて車に最大乗車定員が乗った状態の総重量が記載してあります。

貨物車の場合はさらに、最大積載量の荷物を積んだ状態での数値が総重量になります。

乗用車の車両総重量の計算式車両重量+乗車定員数×55kg
貨物車の車両総重量の計算式車両重量+乗車定員数×55kg+最大積載量

車台番号

車台番号は登録された車の固有の識別番号で、車本体にも刻印されている番号が記載してあります。

登録や車検を受ける際に必要になるもので、アルファベットと数字で構成された番号になっています。

多くの人が車体番号(しゃたいばんごう)と誤って認知していらっしゃいますが、正式には車台番号(しゃだいばんごう)なので、ご注意ください。

長さ・幅・高さ

空車状態で平坦で水平な場所に置いて、保安基準に定められた測定方法で細かく掲載したこの車のサイズが記載されています。

ミリ単位以下を切り捨てした数字で表示されています。

前前軸重・前後軸重・後前軸重・後後軸重

車両重量測定時に前後のタイヤに掛かる重量が記載されています。
一般的な車両においてはこれらの合計値が車両重量と一致しています。

つまり、この車がどのような重量バランスになっているかを知ることのできる、安全性や運動性に関わる表示です。

ちなみに車両の大きさ制限から、3軸以上とする必要性が薄い軽自動車の検査証には前後軸重、後前軸重欄はありません。

車両改造等で前後軸、後前軸を追加した場合には備考欄への記載となります。

型式

“けいしき”ではなく“かたしき”と読みます。

メーカーが国土交通省に届け出て認定を受けた、アルファベットと数字で構成された番号が記載されています。

型式は車の種別やモデル名を示していて車の構造やスペックなどを分類するため、車の通称名よりも重要な部分であり、適合する排出ガス規制の年次や、車両の情報を検索する要素が詰まっています。

原動機の型式

その車両に搭載されたエンジンの型式、電気自動車の場合はモーターの型式が記載されています。

ハイブリッド車の場合はハイブリット車としての型式が記載されている場合や、エンジン型式とモーター型式が併記されている場合等があります。

総排気量又は定格出力

エンジン車の場合はその車の排気量、電気自動車の場合はその車の定格出力が記載されています。

定格出力とは、原動機などの機器類が指定された条件下で安全に達成できる最大出力のことです。

燃料の種類

ガソリン、軽油、電気など、その車のエンジンが主として使用する燃料名が記載されています。

2種類以上の燃料を同時使用する場合は「ガソリン LPG」等と併記してあります。

型式指定番号

国土交通省に指定を受けた5ケタの番号が記載されています。

全ての車で型式指定を受けているわけではないので、型式指定車以外の車ではこの項目は空欄となっています。

種別区分番号

前項の型式指定番号に付随する項目で、同じ型式指定番号を受けた車において、サンルーフの有無やトランスミッションの仕様が異なる場合などに、その仕様の違いを表すために使われる4ケタの番号が記載されています。

まとめ

一つ一つを理解していくと、自分が乗っている車のスペックや安全性能については購入時に調べて知っていたことで、記載内容がなんとなく小難しい雰囲気なだけで実は車検証に書いてある中身は自分の知識の範囲内だったことが確認できたのではないでしょうか?

だからこういう走り心地なんだな、とか、こういう機能がついているからこういう表示なんだな、とかわかるとなんとなく車に対する愛着も車検証に対する愛着も自然と深まったのではないでしょうか?

少し難しいと感じた方でも、この記事から少しずつ馴染んでいただいて性能まで理解して乗ると、スペック表を見るのが楽しくなったり、よりカーライフが充実したものになるのでおススメですよ!

※参考資料としてFreedのスペック表を添付しておりますのでご参照ください。

最新情報をチェックしよう!
>皆さんの声をきかせてください!

皆さんの声をきかせてください!

くるまめでは、車の書類手続きに関することからどうでもいいことまでいろんな情報を発信していきます。
サイトに関するご意見ご感想等ございましたら、お気軽にお問い合わせフォームよりご連絡ください。

※返信は原則しておりませんのであしからずご了承ください。